「焼津の中心は、焼津駅」「公共交通機関の要も焼津駅」「人口重心は関係ない」とのことです(市民説明会での発言要旨)。
焼津駅を利用している市民ばかりでもないし、水産業に関わりのない市民だってたくさんいます。
人の往来が時代とともに移り変わっていくのは必然です。現在の街の姿をみつめ、そして50年後の住民が納得してくれるような、まちづくりの視点が必要ではないでしょうか?
焼津の市役所を訪れたついでに、皆さん買い物をしますか?市役所があるからって、休日に遊びに行きますか?
市民会議の中で事務局(市側)自らが、次のように言っています。
「現庁舎が地域のにぎわいにどの程度貢献しているかについては、明確な数値は確認していないが、市職員の昼食の出前や来庁者が周辺の商店街を利用している。」
焼津港周辺には、商業・観光的資源が埋もれています。活用できていないだけです。静岡空港に降り立った外国人観光客を、箱根や東京に素通りさせず、焼津で美味しいマグロを食べてもらいましょう!
(まちづくりの参考に、下の画像をクリック)
旧大井川町との合併協議会では、新市の名称や庁舎についてなど大井川町側が焼津市に配慮し、焼津市側もそれについて謝意を述べる場面が見られます(協議会議事録より)。
「大が小を飲むようなことだけは絶対避けたい。大井川町の気持ちを十二分に理解をし、あくまでも対等な立場の中でしっかりした協議をやっていただく」
「大井川町と焼津市の住民の皆さんの幸せにつながる合併を目指し、新たなまちづくりをしたいと申し上げているところでございまして、こうした意味におきまして「編入方式」というのは、大井川町の皆様には、大変申し訳ない、心苦しい限りではございます。」
また将来の庁舎については、大井川町の委員から「現在の焼津市庁舎を今後ずっと使っていくのかというようなことに関しては、今後、合併が成立した後の新しい市民の中で議論をして決定していってほしいなと望みます。」との発言があります。
「釣った魚に餌はいらない」といいます。結婚前に男が並べた美辞麗句のようではありませんか?
ミュージコで行われた説明会では、この点について多くの意見が出されましたが、中野市長および市側の説明は、形だけで決して誠意のあるものではありませんでした。
これも説明会での中野市長の言葉です。こんな根拠も説得力もない言葉で、建設地が決まるのかと思うと情けない思いがします。一緒に並んでいる市の幹部の方々は、どういう思いでその場に座っていらっしゃるのでしょうか?
もしかして中野市長は、小泉元総理や橋下前大阪市長のように、わかりやすいフレーズを言えば、一般市民は納得すると思ったのでしょうか?
バラバラになるのは市長の支持母体ですか?市議会の最大会派ですか?